木工作19


  ミシン台
友人Sさん宅の奥さんより、仕事で使うミシン台が欲しいのだけど、ちょうど良いサイズの物が市販されてなくて・・・と言う話を聞き、早々作ってあげることに。

この写真は天板が完成した状態で、サイズは500ミリ*1,200ミリ*厚み30ミリです。
制作途中の写真を撮っていませんでしたが、材料はいつものSPFの2*4材、これを自動カンナ、手押しカンナを駆使して製材し、接着面はテーブルソーで6ミリ幅の切れ込みを入れ、5.5ミリのベニヤを雇いザネとして挟み込んでいます。
これは長手エンドの小口隠しの取り付け状態。

自宅用に作った座卓と同じ方法で、下穴を開け、ビス止めし、丸棒で穴隠しとしています。

他の接合面と同じ雇いザネにすればすっきりするんですが、この部分はテーブルを持ち運んだりするときに力がかかる部分なので、木工ボンドだけでは安心できず、いつもこの方法にしています。

↑マウスを重ねて下さい
これは足となる部材を仕上げている所です。

長さが違っては、ガタツキの原因になりますので、縦横クランピングして、ランダムサンダーで目違いを取っていきました。

マウスを重ねるとロールオーバーしますが、これは同じ部材の横面を仕上げているところ・・・下に敷いてあるのは100均で購入した滑り止めマット・・・サンディングやカンナ掛けの際に滑り止めとして重宝しますよ。
また、クッション素材なので、サンディング時の防音にも一役買っています。・・・お試しあれ。
天板に足を取り付けた状態です。

今回は右側に引き出しを付けるので、ご覧の通り6本足に。・・・加えて、座る部分の横幅をなるべく広くして欲しいとの要望で、2*4 1枚の足とし、その固定は見栄えは悪いですが、簡単にアングル金物を使いました。
上の状態に、引き出しを取り付けた状態。

これまた写真がありませんが、本体はファルカタ集成材にトリマーで6ミリの溝を掘り、そこに5.5ミリのベニヤ板を底板として挟み込んでいます。
鏡板は、1*4材を手押しカンナで厚み調整し、さらに幅を調整して使ってます。
下の引き出しは、1*4材を3枚合わせています。

そして取っては、モチロン100均商品。
これは、足の底面にキズ防止のために貼り付けるフェルトシートです。

ご存じかと思いますが、モチロン100均商品です。
300*210サイズで、両面テープ付きの物を好みのサイズにカットして使用できます。
私はもっぱらこれを使ってます。
と言うわけで完成です。

塗装は、ヤニ止めのラックニスを下塗りし、クリヤーラッカーを5回ほど重ねました。
違う角度より。

今回の作品は、工房完成後初の本格的な物でしたが、毎日雨が続く中、工房のお陰で天気に左右されず、正味4日間ほどで完成しました。

   ミシン台のリメイク
平成21年1月最後の週末。

約3年前に作ったミシン台・・・最近足が痛くて、引き出しを撤去して広くしてほしいという友人Sさんの依頼を受け、早々に撤去して、テーブル型に加工。
ついでに、天板を軽くサンディングして、再塗装しました。
このままでは、せっかくの引き出しが無駄になってしまうので、独立型のキャビネットとして再生させることに。
先ずは、天板として、1*4材の接ぎ合わせ板を制作。

ロールオーバーします
お次に、足ですが・・・解体した材料を再利用していきます。
2*4材に15ミリの欠きき込みを丸ノコで入れ、ノミで修正・・・その部分に補強の角材をビス止めしてパネルを2枚作りました。
この2枚のパネルの結合は、ロールオーバーのように裏側に書き込みを入れて、角材でつなぐようにしました。
そして出来上がったベース部。
コの字型で、1面空いていますが、天板を乗せることで安定するため、このまま。
足には、ご覧のように移動用のキャスターも取り付けました。
この後、解体時に出た材料で棚受けを付け、ベニヤで囲って天板の取り付け。
最後に仕上げ塗装をして。

こんな風に生まれ変わりました。
せっかく作った物ですから、リメイクやリユースも大切ですね。