木工作20


  経 机
ミシン台も無事完成し、お次は・・・と思案していた所、義兄より「仏壇の前に置く小さな机(経机)が欲しい」とのオーダーがあり、早々作成開始。
今回は天板のサイズが、700*400と小振りなので、
いつもの2*4ではなく、1*4材で作成することに。
ただ、厚みが無く、テーブルソーで溝掘りをするのがちょっと怖いため、今回はビスケットで接ぎ合わせることにしました。
写真は、ビスケットの挟み込みが終了し、接着のためハタ金で締め付けているところ。
上のままでは、せっかく接ぎ合わせた板が反ってしまいますので、ソリ止めとして、2*4材を当て木に、Fクランプで締め付けておきます。
この時、接ぎ合わせの木工ボンドがはみ出たままで当て木を当てると、天板とくっついてしまうので、必ず綺麗に拭き取ってから締め付けるようにしましょう。

と言うわけで今週は時間切れ・・・続きは再来週に持ち越しとします。
11/3と11/6の両日に続きを。

まずは先日作った天板に、ソリ止めをかねて長手方向に1*4を1/2に挽き割りした板を、同じくビスケットで接いでいきます。

ついでに、死に節や欠けの部分に木工パテを塗っておきました。
天板のボンドが固まるまでの間に、足を作っていきます。

今回はご覧の50ミリ角を使用しました。

この足部材に、引き出しのベースが嵌るようにトリマーでほりこみをしたのですが、写真を撮ってませんでした。

ロールオーバーします
そうこうしているうちに天板の接着も完了、このままでは角の部分がカクカクしていてかっこわるいので、アールを取って・・・ロールオーバーの状態に。

このあと、ヤニ止めニスを塗り、クリアーラッカーで仕上げておきました。

これで天板は良しと。

ロールオーバーします
お次に引き出しのベース部を作っていきます。

このパーツは、ビスケットカッターを仕舞っちゃったので手っ取り早く、安易にダボ接ぎにする事に。

左の写真は、ダボ穴を合わせるためのマーキング用のジグです。
まずは接ぎ合わせる材の一方のみ任意の場所に下穴を開け、このジグをその穴に嵌め込んで、もう一方の材を圧着すれば、穴の場所が解ると言うもの。(何か説明が意味不明ですね。)
と言うわけで出来たのがロールオーバーの状態のベース部分です。
上記で作ったベース部と3方向の囲い板、それに真ん中の仕切り板を足に取り付けて行きます。

ご覧の状態は、ボンド付けをすませ、コーナークランプで締め上げている様子です。

左右の横板は、板圧分だけ足部材を掘り込んで、木工ボンドプラス隠し釘にて止めています。
仕切り板は、木工ボンドプラス裏側よりのビス止めです。
あと残っているのは、抽斗2つ。

ご覧のようにファルカタの集成材にトリマーで6ミリの溝を掘り、5.5ミリのベニヤを嵌め込んで、ボンドプラスビス止めで作ります。(←一番簡単な方法です)

境板は、この□の前面部にもう一枚1*4材を重ねて取り付けます。
と言うわけでパーツは全て完成、天板と足部の接着は、これまた位置合わせのダボを使用して木工ボンドで接着しました。

写真は接着中です・・・裏側の構造が解りますよね。
それに足部に抽斗のベースが嵌め込んであるのもお分かりかと。
接着できたら、天板以外の部分をヤニ止めニス、クリヤーラッカーで仕上げて  完成!!

これは背面からの様子です。
お次に正面から。

ちょっと光りすぎてて見えにくいですが、良い感じに仕上がりました。
もう1枚  角度を変えて。

天板サイズ : 400 * 700
高さ : 300

久々に、家内から
「これ良いー 私も欲しいー」とのお言葉が。