木工作23


  足跡 Ver.2(トイレットペーパーストッカー)
前作の足跡シェルフに味を占めて、同じ切り抜きを使ったトイレットペーパーストッカーを作成しました。

今回の材料は、SPF 1*6 6f 1枚(側板)
          OSBの端材 1枚(裏板)
          パイン集成材200*910*9 1枚(表板)
          蝶板、取っ手など
1*6以外は、ストック品です。
 
先ずはトイレットペーパーの直径と幅を測定し、寸法を決めていきます。・・・幅約110ミリ、直径約105ミリでした。

その寸法を念頭に、内寸をちょっと大きめに作成。
OSBの端材を130ミリ幅にカットし、側板で挟み込み、細身のコーススレッドで留めました。
お次に、底板を同じ1*6材の端材を利用して作成・・・見栄えを考えて、ボーズ面に面取りしてます。
これが一番悩んだところ・・・取り出し部です。

取っ手を取り付けた部分の下に蝶板が付いていて、写真のように開くとトイレットペーパーが出てくるようにしています。
ただの”く”の字型では上のペーパーの重みで開きにくいので”コ”の字型にし、奥側の板は表板の半分ぐらいの高さとし、上部を45度に面取りしています。
これで取り出しはOKですが、取り出した時に上のペーパーが取り出し部の裏に落ちてしまうので、写真の紫色のPPシートをタッカーで取り付けて対策をしています。
  
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あとは、表板に足跡型の切り抜きをご覧の通り施しました・・・ちょっと沢山やりすぎみたいです。

表板は、今後改良の際に簡単にはずせるように、表面側よりコーススレッド止めとしました。

そして残りの投入部の蓋を蝶板を使って取り付けて、いつものクリヤーラッカーで塗装して・・・完成
早速、トイレに運び込んで設置しました・・・収まりはちょうどぴったりなのですが・・・。

トイレットペーパーの数が多くなると、その重みでもう一つうまく取り出せません・・・改良の余地有りですね。

それに一つ気づいたのですが、直径方向に余裕を取りすぎると、ペーパーが千鳥に積み上がり、抵抗が大きくなって取り出しにくくなるようです。

まだまだ改良の余地がありますね。
平成20年10月。

家内から使いにくいから何とかならないかとの要望を受け、写真のように内部に邪魔板を取り付け、少しでもペーパーの重みを軽減できるように改良?しました・・・・結果は、あまり変わらない・・・orz
再度検討せねば・・・。


   窓上シェルフ
平成18年の第一作目として、久々に木工です。

と言うことで、今回はリビングの窓上の空間を有効活用しようと、1820*300*160のシェルフを作ってみました。
左の写真は、側板の状況・・・棚板が150ミリで、天板が85ミリとしたため、苦肉の策でご覧のような形にしてみました・・・感じ的には良いのですが、あとでちょっとした失敗に気づきました。

ここは、棚板に合わせて1*4材を使用し、Rの3連続を糸のこで切り取り、サンダーでならして、トリマーで面取りしました。・・・自作トリマーテーブルを使ってみましたが、手持ちに比べてとっても簡単に作業できました。
裏板は杉の野地板を張り付けてカントリー風に・・・
この野地板は、工房建築の際にサイディングとして使用したものの残りです・・・サンダーで仕上げると良い感じになります。
この貼り付けには、よく見えませんがエアータッカーを使用しました。
ねじ止めに比べて格段に早いのですが、失敗したときのやり直しが効かないので、最初の1−2枚は面倒でもねじ止めにした方が良いようです。


これ・・・何か分かりますか?

このシェルフの取付場所は窓上の高い位置になるため、地震で物が落ちたりしないように、落下防止柵を丸棒で取り付けようと思って削りだしたのですが・・・

上の写真の横板の形状では、ちょうど良い高さの場所が凹んだ形になっています・・・それに何かゴツイ感じも。
と言う訳で結局仕様変更・・・又の機会にどこかで使いましょう
結局仕様変更後、こんな形の落下防止柵を取り付けました。
真鍮のアオリ止め金物をばらし、丸カンを横板と仕切り板に取付け、そこにご覧のように細いワイヤーを使ってL型金具を延長して止められるように・・・これですと、丸棒と違い多少の融通が利きますので、凹み部分に取り付けても機能上問題ないかと・・・。
で、いきなり完成、取付終了です。

窓からは工房が見えて、良い感じでしょ・・・けど飾る物がないらしいです。

もう少し工夫して、扉付きの棚でも良かったかもしれませんね。
材料は、SPFの1*4と1*6がそれぞれ1枚、棚板用の150幅の集成材が1枚、裏板用の杉の野地板が4枚。
この内SPF材はストック品、野地板は前述の通り工房の余り・・・購入品は棚板の集成材だけでした。

塗装もいつも通り、クリヤーラッカー仕上げでした。