木工作30

    大きな額
今回は、幅400ミリほどの賞状が4枚飾れる額縁を作ります。
材料は、いつものSPF1*4・透明の塩ビ板・ベニヤ等
まずは、1*4材をテーブルソーで半割にし、写真のようにボンドとコーススレッドで止めていきます。
ここまでは、非常に簡単木工ですが、この先が大変。
上記で作成したパネルの表面側の各面をボーズ面に面取りし、裏側は写真の状態で、塩ビ板と裏板用の溝をトリマーで彫りこんでいきます。

一気にビットを出したのでは、材料が欠けてしまいますので、3ミリずつ2回に分けて彫りこみました。
これが思っていたより大変・・・1回ごとにトリマー用のジグをセットし直しながら・・・16ヶ所×2回ですから、32回繰り返す必要があります。
何とかトリマー作業は終了し、サンディングをして今回ここまで・・・塩ビ板と裏板を購入して、来週取り付ければ出来上がりです。

実はこれ、息子の通っている剣道道場への見本品もかねて自宅用に作った物・・・評判が良ければあと5個くらい注文が入りそうです。
先週に続いて額を作ります。

まずは、出来上がった枠をサンディングし、色つきのラックニスで塗装しました・・・賞状自体が白っぽいので、濃いめにする予定でしたが、手持ちがなかったので、この色。
ラッカーの乾燥を待つ間、ガラスの代わりの塩ビ板と裏板用の4mmのベニヤをHCに買い出しに出かけました。
それにしても、ベニヤの値段がすごく値上がりしてますね・・・これも中国の影響でしょうか。


購入した材料を枠組みの切り欠きに合わせてカットし、ご覧のように。
で、最後に小物の取り付け。

裏板を押さえる金具・・・トンボと言います・・・を4ヶ所×4セットネジ止めし、吊り下げ用の金具を取り付けて、それに細身のワイヤーを固定して出来上がり。
これは完成状態で正面から。

裏板のベニヤが透けて見えて情けないですが、これに賞状を入れたらバッチリ・・・スペースも有効に使えるし、とても良い感じでしたよ。
大きさは、幅1700、高さ360ミリです。
これは裏面から。

裏側は見えませんから、こんなモンで良いでしょう。
費用は塗装まで全て込みで、2.5〜3千円程度でしょうか。