木工作35


    テレビ台
図面1

我が家のリビングにおいているテレビ台(サイドボード)は、購入後15年以上が経過し、大分くたびれてきた。

そこで、今後の地デジテレビ導入も考慮したテレビ台を作ることに。

まずは、ご覧の通り天板の接ぎ合わせ・・・2*4材のままでは厚ぼったいので、バンドソーで30ミリにリソーし、自動カンナで厚みをそろえて、ビスケット接合としました。
そしてご覧のようにクランプで圧着。
接着後に両面サンダーをかけておきました。
天板が乾くまでの待ち時間に、ご覧のサイドパネルを作成。・・・枠は天板と同じ厚みの2バイ材・・・境板はいつも通り、バンドソーでリソーしたときに出た余り物の薄板。

雨模様で何か気が乗らないので、HCに買い出しに出かけたため、今週はここまでしか進みませんでした。

来週は3連休ですから、バリバリと・・・。
先週に引き続き、続きをやります。

まずはご覧の底板を作ります・・・材料は1*4材で、接合はポケットホールを使用しました。
ほんとポケットホールって、簡単でいいですよね・・・接合力も強いし、最近こればっかりですね。
お次に、ボンドが乾いたら、ポケットホールのビスを抜いて、トリマーでご覧のように彫り込み・・・ビスを抜かないと、ビットがビスに接触し痛めてしまいます。
(以前に失敗して、ビットを1本ダメにして覚えました)

この彫り込んだ部分には、特売で購入した14ミリの集成材をはめ込みますので、板厚の半分ずつの相ジャクリとしてボンドで接着とします。
上記のトリマーで削ったままの状態では、角が丸くなっていますので、写真のようにけがきをし、ノミで直角に仕上げます。

はめる板の角を丸くするよりも、こちらの方が手っ取り早いのですが、いつも雑になり、多少隙間が空いたり・・・。
出来上がったパネルがこれ。

両サイドは集成材ですが、中央はベニヤです・・・中央部分には引き出しを付けますので、見えなくなりますから省略です。

写真上部に付いている横の桟は裏板用の受けです・・・ボンドで接着し、溝の中にエアーネイラーで補強のネイルを数カ所打ち込んでいます。
底板の下部はこんな感じ・・・60ミリ高くしました。
また、前面側(写真右手)は25ミリ後ろに下げて足を取り付けています・・・この足部分にコンセントを取り付けますので、少し引っ込めてぶつからないようにしたつもりです。
お次に中央部との堺の板と引き出しの天板を作っていきます・・・構造は、サイドパネル、底板とまるっきり同じ。

少しだけ違うのは、引き出しの天板を大入れで接合したのと、引き出し前板の厚み分だけ短くした点。

ここで大失敗・・・ロールオーバーのように大入れの場所を間違えてしまい、埋め木で隠すことに。・・・本来ならパネル自体を作り直すべきでしょうが、何せ自宅用ですから・・・。
大失敗のお陰で、何か続ける気力が失せてしまい、とりあえず完成したパーツを並べてみました・・・写真に写っていない手前側は端材を足にして高さを合わせています。

あとは、大入れのやり直しと裏板・天板の取り付けで枠は完成です・・・来週には何とかなるかな。

その後の仕事は扉×2枚と抽斗×2個の作成が残っています・・・。
失敗部分の埋め木・・・隙間部分にパテを詰めて、サンダーで面一になるまで仕上げてご覧の状態まで修正しました・・・綺麗に見えても、木目が違いますから、一目で分かっちゃいますね・・・トホホorz

また来週気を取り直して続きを・・・。

ロールオーバーします
10/13.14の土日、先週失敗した部分のやり直しで、写真の中央部分を作成。
手前は裏側の部分ですが、上下に段を付けています・・・ロールオーバーの写真をご覧になると分かりますが、裏板枠の固定と補強を兼ねています。

裏板には、2.4ミリのベニヤを使用し、タッカーでパネルに固定しています。
上の部材を先週作った枠と合体させたのがこれ。
中央部下側には抽斗が2ヶつきますので、センターに境の板を取り付け、裏板、上枠と取り付けました・・・中央部の穴は、配線用の物です。
右下に見える白く小さい物は、家具用のコンセントです。
ここまで完成した段階で、全体をクリヤーラッカーで塗装しました・・・天板を取り付けたあとでは、奥の方とか塗りにくい部分が出来ますので、この段階がやりやすいです。
今回天板の取り付けに使用したのはご覧の金物・・・大分前に個人輸入していたストック品。
厚みが1ミリ程度有るので、ノミで彫り込んで取り付けます・・・8の字型をした簡単な金物ですが、国内で探してもないんですよね・・・。

ロールオーバーします
そして天板を取り付けて枠が完成した状態がこちら・・・裏板の真ん中の穴には、ゴムブッシュを嵌めています。
裏板を2.4ミリにしたのは、このブッシュを嵌めれる厚みが2.5ミリまでだったため仕方無しというわけ。
ロールオーバーで斜め上からの画像が見られます・・・おわかりかと思いますが、私の工房でこのサイズの物を横置きにしたのでは、身動きがとれなくなってしまうので、縦置きのままで撮影し、画像を90度回転させて掲載しているため、何か変な感じになっているんです。

ロールオーバーします
天板を取り付けた段階で、再度全体を塗装し、残りの抽斗2ヶと扉2枚の制作に取りかかります。

本体はいつものファルカタ材を使用し、底板は4ミリのベニヤを使用しています。
また、前板は集成材として、ご覧のようなライオンの取っ手を付けてみました・・・この取っ手、処分品で安価で売っていたため、以前買い込んでいた物です。
なるべく出っ張りを作りたくなかったため採用しました。
ロールオーバーで、本体に納めた様子がご覧いただけます。
そしてこれが今週の作業完了時の状況。
残るは両サイドの扉2枚と、棚板が1枚です。
来週こそは完成できると思いますが、現状の物を撤去して所定の位置に据え付け出来るか・・・?
10月20・21の両日、最後の扉から作成。
1*4材を55ミリに製材し、テーブルソーで塩ビ板用の掘り込みをし、さらに桟木用の彫り込みをノミで施してからご覧の状態に組み立て・・・ガラスではなく、2ミリ厚の透明塩ビ板を使っています。
桟木は、9ミリの檜の角棒・・・いつもながら細かい作業なので思いの外時間がかかってしまいました。
完成した扉を現物に合わせ、カンナで修正してスライド丁板用の座堀をフォスナービットで彫り込んで本体へ取り付け。
いよいよ最後の仕上げ・・・底面部に傷防止用のフエルトを貼り付け、コンセントの配線をして作業終了。

完成した時点で、既存の物を片付けて運び出し、たまったホコリを掃除して・・・結構時間がかかってしまいました。
長男に手伝ってもらって所定の位置に運び込み、ご覧の通りセットしました・・・以前の物に比べて100ミリ高さを下げ、奥行きも50ミリ小さくしたのと、白っぽい色のお陰でとってもすっきりしていて良い感じに仕上がりました。

今回は扉をインセットにし、プッシュキャッチを使用して取っ手を省略したのもすっきり感じる一因ですかね。

引き続き、この上に乗せる飾り棚も制作予定です。