木工作39


    家収納 B
図 面    木取り図
平成20年1月26・27日

前2作の上部に乗せる収納を作ります。
制作の前にいつものHCに買い出しに出かけたところ、1*4や2*4は同じなのですが、ベニヤの値段が急騰しています・・・先週まで645円だった物が750円ほどに。
文句を言うアテもないので、しょうがないけど。

と言うことで、図面に従い1*4の切り出し後、写真のように簡単接合(ボンド+タッカー)でパネルの制作から。
底部と上部の長いパネル2枚、両端用のサイドパネル2枚、中間用の仕切りパネル2枚を作成。
サイドパネルと仕切りパネルは、端部の接合のみポケットホールを使用して、強度アップを図ったつもり。
にしても、超簡単構造ですね。

ロールオーバーします。
各パネルの開口部は、ベニヤをはめ込むので、ラペットビットにて所定の厚み分欠き込んで、コーナー部のアールは、ロールオーバーのようにノミで仕上げ、ベニヤをボンドで貼り付けて、パネルの完成。
ただし、中間の仕切りパネル2枚は、ベニヤ無しの枠だけ。

ロールオーバーします。
上記で出来た各パネルをコーススレッドで組み立て、ベニヤの裏板で補強をした後、いつもの作り方で扉を3枚作って取り付けました。
扉の開き方向は右の2枚は観音開き、左の1枚は右開き(ロールオーバー)とバラバラですので、取り付け及び開閉の関係上、扉は3枚とも横幅が違っています。
その辺を考慮の上で、各扉を作成したのですが、当然ながら、一発でぴったりとは行かず、3枚ともカンナで修正して取り付けました・・・これが結構時間がかかりますね。
上記で出来上がった物に、前2作と同じように水性ステインのオーク色で着色を行ったところで、辺りも暗くなり、寒くなってきましたので終了・・・なんかここ最近風邪のようで、体がだるいんですよね。

あとは、クリヤーラッカーで仕上げ塗装を行い、取っ手、キャッチを取り付けて完成ですね。

一応、棚板を追加できるように、各パネルには、棚ダボ用の下穴を施工してありますので、Mさんに確認してから棚板も作ることになりそうですが。
これは手抜き部分・・・この収納の上面は、天井との隙間が10ミリ程度となりますから、外部から全く見えないため、色づけは省略してあります。
仕上げ塗装だけはしますけど・・・。

まっ、来週には納品できるでしょう。

ロールオーバーします
2月最初の週末、先週に引き続き、クリヤーラッカーで仕上げ塗装をして、早々納品してきました・・・これは、いつもの記念写真。
ロールオーバーで扉を開けた状態が確認できます。

今までの3作は、既存の下駄箱の両サイドと上部に設置し、全て合体させたらいい感じでしたよ・・・他人の家なので、全体の写真は掲載出来ませんけど。
これが全て取り付け後のアフター状態。
Mさんの了承を得てご紹介することにしました。
中央の色の濃い部分は既存の下駄箱で、それを門型に囲んでいるのが@〜Bの作品です。
収納も増えて、良い感じになったと思いませんか。

   
   家収納 C
下駄箱周りの収納も完成し、お次に廊下突き当たり上部のデッドスペースに収納を取り付けます。

先ずは、いつものように1*4材でサイドパネル、センターパネルを作成します・・・実はこれ、完成してから気づいたのですが、寸法間違いで、再度組み立てなおしました。
各パネルの裏側2カ所とセンターパネルの手前上部1カ所に1*4をはめ込むための切り込み加工をしています。
上記のパネルの切り込み部分に、所用寸法にカットした1*4材をコーススレッドで止め、集成材の底板(写真では見にくいですが。)を同じくコーススレッドで止めて本体はほぼ完成。
この収納の、両サイドと裏側は壁に、上部は天井に密着しますので、ベニヤ等は張らず、このままの簡単構造です。
そしていつものように、1*4の枠に杉板をはめ込んだ扉を作り、スライド丁板で取り付けて・・・完成。

今回は取っ手の代わりに足跡の切り抜きに指を入れて開閉するようにしました。・・・しかし問題が、縦枠の幅が狭すぎて、指1本分が、はみ出してしまいました。
来週扉を修正してなおします。
扉を開けると・・・ほとんどスケルトン状態。
2月9日の土曜日に前回の修正を実施。
扉枠をいったんばらし、、新たな縦枠を作って各部を調整して組み立て、足の切り抜きをして再塗装・・・これでほんとに完成です。
前回失敗した足跡の切り抜き・・・今回はちゃんときれいに出来てるでしょ。

2月19日の土曜日に取り付けに行ってきました・・・ちょっと手間取りましたが、何とか取り付け完了です・・・お次は脱衣所の上部収納の予定です。
玄関を入って真っ直ぐ目に付く部分にこのように取り付けてあります。
取り付けの際、写真左の階段の笠木を計算に入れていなかったため、どうしても奥まで入れられず、一部解体してサイズを修正して何とか取り付けできました。

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