木工作50


    秩父台の制作A

今年2月に作った太鼓の秩父台。

前回の3個に続き、6台の追加発注がありました。
ただし今回は、収納が便利なように分解式にしてほしいとのこと。
ちょっと強度的に心配ですが、まーやってみましょう。
と言うことで、7月19からの3連休に作業を開始。
今回もいつもと同じく、SPF材を使用しますので、先ずは買い出し・・・2*4が10本と前板用の1*12が2枚なんですが、この数をそろえるのに近所のHCを4件もハシゴしてようやく集めました。・・・お陰で連休初日は材料調達のみでおしまい。

続いて20日の日曜日、その材料を先ずは所用寸法にカット。

2*4は600と700ミリが各12本、1*12は600ミリが6枚です。
カットした材料に、墨付けを行い、バンドソーに6ミリのブレードを付けてカットしていきます・・・外気温が高いため、バンドソーのモーターがすぐ熱を持ってしまうため、モーターが焼けないように休み休みカットしていきます。

で、先ずは前足6本をカット。

墨付けに思いの外時間がかかってしまい、2日目もここで終了。
3連休最終日の海の日。
朝8時に工房を開けてみると、中はご覧の通りすでに29度まで上がっている・・・。

温度計を眺めていてもしょうがないので、扇風機にあたりながら作業再開。
昨日の続きで、先ずは後足をバンドソーで加工・・・工房外に音を漏らさないようにと扉を閉め切っての作業ですから、朝から汗だく・・・ちょくちょく工房から外に出て一服するのですが、外が大変涼しく感じます。
足のカットが出来たら、太鼓を乗せる部分の梁を同様にカットしていき、全24本の曲線切りが完了。
各部材とも1本あたり4カ所の加工ですから、全部で96カ所加工したことになりますね・・・熱くて大変でした。
お次に、足と梁を組み合わせるための相欠きを丸ノコで何本か切れ目を入れて加工後鑿で仕上げご覧のように。
この相欠き部分に鬼目ナットを埋め込み、蝶ネジで締め付けて固定するように考えています。
加工が終わった部材は、ランダムサンダーで平面と外アール部分を仕上げ、内アール部分はボール盤にドラムサンダーを取り付けて仕上げていきました。
お次に、前板の加工。
600ミリにカットした1*12材に予め下絵を描いておき、ご覧のようにジグソーを使ってカットしていきます。
そして出来上がったのがこれ・・・。

6枚同様にカットし、出た端材が奥側に重ねてある物。
端材の形が大体揃っていますから、上手くカットできているんでしょうね。

この端材・・・上手くデザインすれば鯨の形にでもならないカナー。
ここまでで時間切れとなってしまいましたので、出来た部材を並べて完成状態を確認しました・・・形は問題ないようですが、鬼目ナットだけで強度が確保できるか・・・。

この先完成まではもう少し時間がかかりそうですね。
7月26/27の土日に先週の続きを・・・梅雨明けして以来連日真夏日とあって朝から工房内は30度近く。

それでも何とか扇風機の風に当たりながら作業を始めました・・・先ずは先週作った各部材の角をトリマーを使ってボーズ面に面取りします
と言っても半端な料じゃありませんから汗だくになりながら(ちょくちょく工房から出て一服しながら)何とか完了。
そして面をとった部分をスポンジサンダーで仕上げておきます。
お次に、相欠き部分に鬼目ナット用の穴と蝶ネジ用の穴を空けて、写真のように鬼目ナットを六角レンチでねじ込んでいきます。
この後6台全て仮組みしてみたのですが、穴か微妙にずれている物や鬼目ナットのねじ山がバカになっている物があり、穴を広げたり、鬼目ナットにタップをかけたりで、余計な時間が・・・。
何とか加工も終了し、お次は着色。

ステインは在庫の油性ステインマホガニー色でご覧の通り。
前板も着色後、クリヤーラッカーを塗り、再度軽くサンディングして2度塗り。

この辺で雨が降り出し、材料を全て工房内に取り込んで今週は終了。

ロールオーバーします
写真の部材でワンセットになります。
これをロールオーバーのように裏側から蝶ネジで組み立てて使用します。
組み立てたのがこの状態。
来週仕上げにもう一度塗装し、太鼓を乗せる部分にスポンジゴムを取り付けて完成です。
8月2日の土曜日
先週に引き続き、最後の仕上げとして、もう一度クリヤーラッカーを塗り重ね、太鼓の乗る部分にスポンジゴムを貼り付けて完成です。

上手い具合に組み立てできるか、全て組み上げてみました・・・何カ所かねじ穴を修正して完成。
納品のために、再度ばらして、各パーツ毎に自転車チューブで縛って作業終了です。

これを使うのは、8月24日の太鼓の発表会でとか。


   
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