木工作53


    プランターカバーの制作

玄関前においてある60センチのプランター・・・今までプランターのまま置いていましたが、外周が汚れてきたため、プランターカバーを作ろうと考えていました。
ちょうどこの週末に、今までのコリウスを植え替えることとし、それに併せてカバーも制作。
と言っても、ご覧のような簡単構造。
角材の□枠を二つ作り、220ミリに切った杉板をスリムスレッドで止めただけ。
杉板をそのままにしておいたのでは、あっという間に腐食してしまいますから、ご覧のようにバーナーで焼き杉の状態にし、真鍮ブラシでこすってきれいにします。
その後腐食防止のため、クリヤーの防腐防虫剤を塗ってご覧のように完成。
タイルの上にそのままでは、腐食が心配なので、各コーナー部に3ミリのゴム板を取り付けて水抜けを良くしています。
中のプランターにもレンガで下駄を履かせ、虫の住処にならないように考えています。
角度を変えて・・・駐車場から我が家に向かってみるとこんな感じ。

家内が出かけているときに作り、帰ってきたときにはご覧のように出来ていましたので、可愛くなった・・・とのことでした。

実質3時間ほどの作業でしょうか。


   三柱台の制作

ロールオーバーします
11月最初の3連休。

またもや太鼓の先生に頼まれて、桶太鼓用の三柱台を作ります・・・写真の物は、現在先生が愛用している見本品。
総欅で、大工さんに頼んで作ってもらった物とか。
さすが本職が作っただけ有って、ホゾの収まりとかは良い具合ですね・・・と言っても、私には欅自体を入手するのも困難ですし、全てホゾ組にする手間もかけられそうにない(面倒くさいし、綺麗に仕上げる自信もない)ですね。

ロールオーバーします
そこで考えたのがこれ。
端材で作った構造の見本品なのですが、太鼓の先生が打ち合わせに来るとのことでしたので、タッカーで組み立てて、15分ほどで作っておきました。
この状態は太鼓を乗せて使用する状態ですが、使用しない場合は、ロールオーバーのようにたたんで収納することが出来ます。
打ち合わせの結果、この構造でとりあえず試作してみようと言うことになり、早々材料の調達に出かけました。
調達してきた材料は、いつものSPFの2*4材・・・それをバンドソーで38ミリ角にし、自動カンナで約35ミリ角に仕上げました。
出来上がった角材をとりあえずサンダー掛けし、65ミリのコーススレッドでコの字型に組み立て、更に角部分の補強に火打ちを入れました。
勿論ビス頭は全て木栓で隠してあります。
写真は、組み上がったパーツの角をトリマーでボーズ面に面取りしているところです・・・トリマーに集塵ホースをつなぐと、動きが鈍くなるため、もっぱら集塵無しで使用しているので、ご覧のように切りくずまみれ・・・。

ロールオーバーします
上記のパーツが2枚出来たら、トリマーで削った部分をスポンジヤスリでバリ取りをし、ロールオーバーのように丁板で接合すれば、完成形が見えてきました。
火打ち部分の三角形も、ボーズ面に面取りすると良い感じになりますね。
お次に、太鼓を取り付けるためのパーツを取り付けていきます。
太鼓本体は、写真で見える革で台に取り付けますので、革の片端を足の頭部にビス止めし、もう片方はベルトのように穴を開けておいて、足頭部のピンに止めるようにします。
下の方にある小さい写真でおわかりかと・・・。
この革は、HCの革細工コーナーで処分品として格安で売られていた物を購入し、25ミリ幅に切り、長さが足りないので、手縫いで2本つなげて作りました。
手間はかかりますが、安く作ることも大事ですから。
形が出来上がったので、塗装の工程です。
いつも通り、オイルステインのマホガニー色で着色し、クリヤーラッカーを5回ほど塗り重ねました。
油性のステインで着色してから、ラッカー系で上塗りすると、余分なステインが溶け出して良い木目に仕上がります。・・・最近こればっかりですけど。
塗装のために取り外していた革ベルトを再度取り付け、前側の柱の下には、32ミリのキャスターを取り付けました。
また、丁板で止めた部分の柱は、キャスターを付けると演奏中に動いてしまいそうなので、下の写真のように高さを合わせた足を取り付け、更にその下にスポンジゴムを貼り付けて仕上げてみました。
 
この写真は、細部の状態・・・左の写真は、上で説明していますが、丁板を付けた柱の足部分・・・1*4材を使っています。
そして右の写真は、太鼓取り付け用の革の取り付け状態・・・この鉄のピンは、4寸釘を適当な長さに切って使用しました。(太さがちょうど良く、そして安価でしたから)

ロールオーバーします
そして、完成品に以前自作した太鼓を取り付けた状態です。
何となく華奢な感じですが・・・後は太鼓の先生の意見を待つこととして、しばらく休憩ですね。
ちなみにキャスターの下には、ストッパーゴムをはかせて、太鼓を叩いた衝撃で動かないようなしています。

   
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