テーブル(座卓)


嫁さんの「今より大きなテーブルが欲しい」との要望により、作り始めました。
現在のテーブルは1300×800で結構大きめなのですが、それより大きくとの事で、1600×850としました。
市販の集成材を使用したのでは、面白くないので、2*4,2*6計8本を使用して、ビスケット接合で天板を作る事にしました。
手製のロングボルト製締め付けクランプにて接ぎ合わせ面を圧着し、100均クランプ8本を反り止め用として使用しました。
今度は長手側の接ぎ合わせです。
1600以上のロングボルトを探しましたが、どこにもなく・・・思案しているときに「短い物をロングナットでつなげばいくらでも長く・・・」と思いつき、早速実践する事に・・・
ロングナット式クランプの接合部分です。

ロングナット横の木の丸棒は、キズ防止のパッキン代わりとしてロングボルトに何個か通してあります。
接ぎ合わせ後、コーナーにRを付け、ランダムサンダーで目違いが無くなるまで磨き上げました。

何せ安物のSPF材を使用しているため、死に節がいっぱいありますが、デザイン??と納得して、使う事に・・・

ただ、相当重いんです・・・
塗装は、ご覧のラッカー3兄弟です。
左から、ネオラックニス、サンディングシーラー、クリアラッカーです。
どーしてもヤニ止めをしておきたかったので、ラッカー系になりました。
(近所で探しても油性のシーラーは売ってなかったので)
長手側の両エンドは、テーブルを持つときに力がかかる部分ですので、ビスケット+ボンドでは不安が残り、90ミリのコーススレッドを打ち込んで補強しています。

あと完成まで少しです


足の状況です。

床柱用の杉の磨き丸太(直径約250ミリ)を四割りにした物をいただきました。

その中心部分の角を面取りの容量でカンナで削り、下の写真のような足を4本作成しました。

出来上がった足の取付は、天板裏の反り止め用角材の横から90ミリのコーススレッドで止め、もう一端は格好悪いですが、写真の通りアングル板を利用して止めました。
普通のお客さんは裏まで覗きませんので (^_^)v
遂に平成15年12月31日完成しました。

何とか正月に間に合い、ホッとしました。

テーブルの高さは普通よりも少し高めの39センチとして子供の食事時の猫背を矯正しようと考えています。
写真ではすっごくツルツルに見えますが、表面はビニールを両面テープで貼ってありますので・・・
完成から3年が経過した平成18年12月30日

テーブル表面のキズや材料の目違いを修正するために再研磨することとしました
この写真ではほとんど見えませんが、結構凸凹になっています
そしてこれは両エンドの木口隠しの状態。

材料が伸びて、1ミリほど飛び出しています。
まずはランダムサンダーに粗めのペーパーを装着し、塗装剥がし、をかねて凸凹を削り取っていきました。

当然ながら工房の中に入るサイズではないので、ウッドデッキでやったのですが、2階のベランダまで粉塵で真っ白になってしまいました。
お陰でご覧の通り、SPFの木肌があらわに・・・この時に前回の塗装を全て剥がさないと、再塗装したときにうまく仕上がりませんから、念入りにやりました。
けど、今更ながらに機械の威力には感心しますね・・・この作業を手作業でやったら何日かかるか・・・。

ランダムで凸凹の修正が終わったら、仕上げにオービタルサンダーで再研磨して、仕上げにクリヤーラッカーを3度ほど塗装して完成・・・実質4−5時間の作業でした。

完成してから3年経過しているので、材の暴れももう無いでしょうから、次回の化粧直しは何時になるのか・・・。

本当は手持ちのベルトサンダーでやった方が早いのでしょうが、こんな大きな平面を均一に仕上げる自信が無くて今回の方法としました・・・ベルトサンダーって研磨力が強すぎて、削りすぎることが良くありますから。