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施工前の状態。
ここは公団の賃貸マンションで、解約時に元の状態に復帰する事が必要なため、なるべく復帰しやすいように施行しました。
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畳を剥がしてみると、下には根太が一本もなく、コンクリート(デコボコ)の上に50mmの発泡スチロールを置きその上に畳を並べただけの状態でした。
それに・・・畳のサイズが2種類有り、ここで畳を処分してしまうと復帰時にオーダーメイドで畳を新調しなければならず、費用がかさむため、コンクリートの上に新聞紙を敷き、その上に畳を敷き、更に新聞紙を重ね、その上に根太を置き、ベニヤ、フローリングとしました。
写真の左下の部分だけはガス管が有ったため、コンクリートの上に根太、その上に畳としました。 |
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30mmの根太の上に5.5mmのベニヤを30mmのコーススレッドで止め、根太ボンドとフロアー釘でフローリングを張っていきます。
幅木を付けると、復帰時に壁紙の補修が必要なため、幅木無しでも良いように端はなるべく隙間が空かないように、何度もカンナで修正しながら貼り込みました。 |
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完成
最初から最後まで全て一人作業で朝8時から始めて、夕方6時にやっと完成です。
費用は約27,000円で済みました。 |
最初は下に畳を入れると、床がフカフカして具合悪いか? と思ってましたが出来上がったら、全く気に
なりませんでした。
逆に下手な防音材よりも防音効果が期待できるのでは?
1ヶ所のみ畳の上にベニヤを置いただけの部分は板が浮いていましたが、隠し釘を横に打ち込んで何
とか押さえ込みました。
ただ、この建物を施工した業者さんの手抜きで、下地のコンクリートの床が平面でなかった(デコボコ部
分の上には、修正のためか砂、バサモル等が20Kg以上も放置されていた)影響により、フローリング
自体も水平に出来なかったのが残念・・・ |