木工作55


    三柱台の量産
先日試作した桶太鼓用の試作品。
太鼓の先生に持ち帰っていただき、使い勝手を確認して貰っていましたが、この度、正式に追加8コの注文が。
使用する材料は、SPFの2*4材。
これを、800ミリ*8本、700ミリ*8本、430ミリ*8本、200ミリ*16本切り出したところ。
8台分ですから、材料も多いですね・・・2*4の6f物を
10本半使用しました。
切り出した材料は、バンドソーで40ミリ幅にカット・・・これも全部で80回カットが必要ですから、モーターがオーバーヒートしないように、休み休み。
テーブルソーでカットすれば早いのですが、40ミリ幅という細さでは、怪我の危険がありますので、バンドソーをチョイス。
バンドソーで挽き割り後、自動カンナで仕上げたのがこれ。
いやいや、本数が多いので大変ですね。
お次に、組み立て用の下穴加工。
本来は、ホゾ組で作るべきなのでしょうが、いつも通りの簡単木工に徹します・・・面倒なだけですが。
加工が終わった材料をボンド併用で、コーススレッドで組み立てました。
8台分ですから、全部で16枚有ります。

というところで時間切れ。

3連休でしたが、土曜日は長男の学園祭の見学と材料の買い出し、日曜日は次男の剣道の試合の見学と太鼓の先生との打ち合わせ・・・ということで正味作業できたのは月曜日1日だけでした。
おっと、コレもありました。
台に太鼓を取り付けるための革バンドです・・・処分品の革シートを25ミリ幅に裁断し、このままでは短いので、2本つなぎ合わせます・・・ボンドで接着後、いつもの通り手縫い仕上げです。
晩酌をしながら縫い上げたのですが、完成写真を撮ってませんでした・・・。
11月最後の週末。
先ずは、先週晩酌しながら縫い合わせた革ベルトを。
接着する部分を良く研いだ鑿で斜めに調整し、ボンド接着後レザークラフト用の糸で補強のために縫い合わせました。
本当はあと8個分必要なのですが、処分セールで購入した革の在庫が無く、5個分の15本しか作れませんでした。
足りない分は、先生が自分で何とかするとのこと。

ロールオーバーします
今週の作業は、縦部材の補強のために取り付ける火打ち材の加工から・・・先週中にスライド丸ノコで斜めカットは済ませてありましたので、ビス止め用の下穴をロールオーバーのように、ボール盤を使って施工。
この部材、全部で32本あり、それぞれ2カ所の下穴が必要ですから、計64カ所。

ロールオーバーします
出来上がった火打ち材を先週組み立てたパーツにボンド併用でコーススレッドで固定します・・・作業台に大きめのスコヤをクランプで固定して、1カ所ずつ直角を確認しながらの作業のため、時間が・・・。
本当は直角固定用の治具でも作れば手っ取り早いのでしょうけどね・・・。
全て取り付けたら、下穴を木栓でカバーし、ロールオーバーのようにクラフト145でカット・・・このダボ切りノコは重宝しています。
その後軽くサンディング。

ロールオーバーします
ついでに、前回作った試作品も、サイズ変更の手直しをして9台分のパネルが出来上がり。
仕上げに、ロールオーバーのようにトリマーで面取りをして、今回は時間切れ。
作業の合間に、Sさん宅の横置き台を作ったりしていたのと、夕方から、忘年会があった都合で、思ったより進みませんでした・・・次週は、土曜日が息子の剣道の試合で一日不在、作業は日曜日だけ・・・残るは塗装と組み立てですが、何処まで進むか。
12月最初の週末。

先日作成したパネルの手前側の柱は、キャスターの代わりに高さあわせの足を付けて、勝手に動き出さないようにするつもりですので、キャスターの高さに合わせた足を制作し、ボンド併用でコーススレッド止めをしました。
木工作業は完了したので、お次は色づけ。

いつも通り油性のオイルステインを使い、手前側は「オーク」、奥側は「マホガニー」で色つけをしました。
いつもマホガニーばかりなので、違う色を試したかっただけなのですが・・・色を見た感じでは、やっぱりマホガニーの方が良い感じですね。
ステインが乾いた後に、各パネルの足が付いていない側に32ミリの自在キャスターを取り付け、蝶板で2枚くっつけて形を仕上げ、仕上げ塗装の準備。
工房内では狭くて塗装できないので、ご覧のようにウッドデッキ上で仕上げのクリヤーラッカーを塗りました。
1−2台であれば、半日程度で塗装も終わるのですが、8台+修正1台分では、1日かかって2度塗りするのがようやく・・・。
来週は、最後の仕上げ塗装をし、太鼓取り付け用の革ベルトを取り付けて完成できるでしょう。
先日の塗装のつづきで、軽くペーパーをかけてざらつきを無くしたあと、仕上げにもう一度塗装。
塗装が乾いたあとに、太鼓取り付け用のピン用の下穴を開け、金槌で軽く打ち込みました。
このピン、見本では平行ピンを使用していましたが、より安価な物を捜したところ、4寸釘がちょうど良い太さ・・・と言うことで、四寸釘を所用の長さにカットし、打ち込み後、切断部分をディスクグラインダーでならして仕上げました。
平行ピンは4本で200円もしますが、4寸釘だと、同じ長さの物が、100円で15本も作れました。
そして最後に、太鼓取り付け用の革ベルトに、高さ調節のためポンチで数カ所穴を開け、ご覧のように取り付けて完成です。
実は、革ベルトが3台分足りなかったのですが、先生が自分で何とかするとのことで、そのまま納品することにしました。
こちらは、革ベルト取り付け部の状態・・・ピンが通るようにポンチ穴を開け、その後に外れ止めとして、木ねじを打ち込んでいます。
この革ベルト・・・何せ処分品の物ですから、柔らかい部分あり、固い部分ありと色々ですが、しばらくは大丈夫でしょ・・・切れても簡単に交換できますし。

この次は、40センチの桶胴を2作って、今年の木工も終わりですかね。

   
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